ハウスクリーニング業者にカビ取りを依頼する理由とポイント

カビが発生して動揺している人や、完璧にカビを除去したい、床下のカビをきれいにしたいと思っている人は、カビ取りをプロのハウスクリーニング業者に依頼すると良いでしょう。

 

湿度の高い日本では、カビに悩まされている人は少なくありません。

 

この記事では、カビが発生する原因やハウスクリーニング業者にカビ取りを依頼するポイントなどを紹介します。カビがないきれいな家にするために参考にしてください。

 

どうして家の中にカビが生えるのか

自然界に生息するカビ菌が、風に運ばれて家の中に侵入するため、カビの被害が発生します。特に家の中でカビが発生しやすい場所は、湿気が溜まりやすく、ホコリが付きやすいゴミがあるところや、外気に触れやすいところです。

 

そのため、キッチンや浴室の配管は、汚れが溜まりやすく、水が流れるので、カビが発生しやすい場所といえます。現在水漏れしている箇所は、配管だけではなく周辺の壁にもカビが広がります。

 

自分でも配管が水漏れを起こしていないか、配管の周りにカビが生えていないかをチェックすると良いでしょう。キッチンや浴室など、湿度が高くなる場所は、カビが増えやすい傾向があります。

 

目では見えない場所にカビが生えている可能性もあるので、常に警戒が必要です。また、水回りの床下はカビ菌が好む場所なので、家の中でもカビが発生しやすい場所になります。

 

対策として床下を定期的にチェックし、カビが発生する前に点検することをおすすめします。また、外の壁もカビ菌が付着しやすい箇所です。

 

特に、家の周辺で工事をしていて、土を掘り返しているような状態のときには、大量のカビ菌が空気中に浮遊している可能性があります。

 

ハウスクリーニング業者にカビ取りを頼むと良い理由

カビを放っておくと健康に悪影響が出る

カビ菌が家の中に浸入すると、私たちが知らない間に、健康を害することになります。

 

カビによる直接的な被害は、アレルギーや喘息などとして表れ、病院にカビが発生すると、院内感染が起こり、ほかの菌と合体して病気を引き起こす可能性があります。

 

寝室や、浴室など部屋の中に発生したカビをそのままにしておくと、私たちの命を脅かすことさえあるので、早い段階でハウスクリーニング業者にカビ取りを依頼すると良いでしょう。

 

住宅で発見されるカビ菌は、200種から300種といわれており、人体に害を与えるカビ菌は、180種から200種で、特にリスクが高い菌は50種から60種です。

 

市販のカビ取り洗剤では効果が弱い

カビは部屋の中や水回りなど、さまざまな場所で発生しています。カビが生えた部屋に長い時間いると健康に害が及びます。

 

市販されているカビ取り剤は多く、市販の洗剤ではカビを漂白し、菌糸や胞子を除去できるものの、またすぐに対抗力をつけたカビ菌が、部屋の中に広がってしまいます。

 

ハウスクリーニング業者にカビ取りを依頼すれば、カビ菌を根元から死滅させ除去できます。さらに、ハウスクリーニング業者は防カビ処理も施してくれるので、長い期間カビの発生を抑制できます。

 

掃除がしにくい場所まで徹底して洗浄してくれる

自分では掃除しにくい排水管の内部やエアコンの内側、浴槽に取り付けた追い炊き配管などに発生したカビでも、プロのハウスクリーニング業者にカビ取りを依頼すれば、きれいに除去してくれます。

 

ハウスクリーニング業者に水回りの掃除を頼めば、普段は掃除ができず、カビが生えているかどうかさえ確認できないような場所まで、カビを除去してくれるので安心です。

 

クロスを傷めないで作業してくれる

クロスの素材によっては、洗剤によって溶けるものもあります。プロのハウスクリーニング業者なら、知識が豊富なので被害を最小限に抑えながら、カビ取りをしてくれます。

 

もしも壁にカビが発生しているときには、ハウスクリーニング業者が掃除したあとにどのような状態になるのかチェックしてみましょう。

 

ハウスクリーニング業者にカビ取りを頼むときのポイント

カビ取り作業に入る前に見えないところで試す

カビ取りで使う洗剤によっては、クロスを溶かしてしまう可能性があります。洗剤の影響がどの程度現れるかを確認するために、経験豊富なハウスクリーニング業者は、目立たない場所で試してから作業に入ります。

 

もし試行作業を怠った場合には、カビ取り作業のあとにクロスに大きなダメージが残ってしまうかもしれません。

 

あとからトラブルにならないように、ハウスクリーニング業者が試行作業を行ってくれるか確認すると良いでしょう。

 

洗剤について説明するハウスクリーニング業者を選ぶ

カビ取りで使用する洗剤について、前もって説明してくれるハウスクリーニング業者は、安心して頼める可能性が高いです。

 

カビ取りで使う薬剤は強力な薬剤が多いので、カビだけではなくほかの場所にもダメージを与えてしまう可能性があります。洗剤を使用したあとにどのような変化があるのかを、しっかりと説明してもらえると安心できます。

 

高圧洗浄機を頻繁に使用しないハウスクリーニング業者が良い

近年流行している壁は、デザイン性を大切にして、特別な外壁塗装をしている製品もあります。

 

特別な外壁に高圧の水を当てると、外壁を傷つけてしまうかもしれません。

 

カビ取りで高圧洗浄機を使うハウスクリーニング業者の場合、外壁が高圧洗浄機を使っても問題がないものなのか、チェックするようにしましょう。

 

自分の専門外のことまで引き受けない業者に頼む

ハウスクリーニングでは限界のあるカビ取りの問題も起こります。

 

一例として、壁の内側にカビが生えたときには、ハウスクリーニング業者では対応できず、リフォームして壁を張り直すことになります。

 

自分では対応できないことや、難しい依頼でもなんでも引き受けようとするハウスクリーニング業者には、かえって注意したほうが良いでしょう。

 

前もって打ち合わせをしてくれるか

カビ取りを行う前に、作業範囲はどこまでか、細かく説明を受けてから料金を聞くと良いでしょう。

 

前もって打ち合わせをすることで、作業が進むにつれて次々と追加料金を発生させるようなハウスクリーニング業者に依頼してしまう危険性が軽減します。