ハウスクリーニング業者に床の掃除を頼むときの注意点

家を建ててから長く暮らしていると、床のシミや汚れが気になります。床の汚れを自分でキレイにしようと思ってもなかなかうまくいきません。

 

そのようなときに頼りになるのが、プロによるハウスクリーニングです。しかし、初めてハウスクリーニングを利用する人にとっては、金額や時間など心配になることも多いでしょう。

 

この記事では、床のハウスクリーニングを頼むときの金額の目安や、作業内容について紹介しています。

 

床が汚れるのはなぜか

 

皮脂

床が汚れるのは、皮脂が原因の場合があります。動物は常に新陳代謝を行います。

 

そのため、夏場など裸足のまま歩いていると、古い皮や表面の油が付着するので床が汚れます。特にダイニングルームは家族全員が集まる場所なので、汚れる確率も上がります。

 

食べこぼし

床にこぼれたジュースをそのまま放っておくと、水が中まで浸透してしまい、黒ずみやカビができる原因になります。食べ物のカスもチョコレートやスナックに含まれている油分が床に浸透します。

 

そのため、小さい子どもがいる家庭では、ジュースやお菓子の食べ残しがないか、気をつけるようにしましょう。

 

ワックスの剥がれ

フローリングの表面が傷つかないように、ワックスを塗ってコーティングします。ワックスが剥がれてくると、汚れが付着しやすくなり、床のツヤが無くなります。

 

ペット

部屋の中でペットを飼っている家庭では、動物の抜け毛や爪痕などで床が汚れたり傷が付くこともあります。特に季節の変わり目には、ペットの毛が普段よりも抜けやすくなり、床のさまざまな場所に散らばってしまいます。

 

床に埃やダニなどの汚れが溜まってしまうと、アレルギー症状を引き起こす可能性もあるので、床のゴミはなるべく頻繁に拭き掃除や掃除機を掛けるなどして、キレイにすることが大切です。

 

本箱や家具などに埃やゴミが溜まりやすい時期には、手で使えるモップなどではたいて汚れを落とすように心がけましょう。そして目に見えない小さい埃は空気中を浮遊しているので、空気清浄機を使って部屋全体の空気をキレイにすることも重要です。

 

ハウスクリーニング業者に床の掃除を頼むと良いのはなぜか

 

家事への負担が減る

ハウスクリーニングのプロに掃除してもらうメリットは、掃除が楽にできることです。経験のある専門のスタッフが一度キレイにしてくれると、その後のメンテナンスが簡単にできます。

 

また、部屋の隅々まできちんと掃除をしてくれるので、いつもは時間が取れずに清掃できない所までキレイにしてくれることも依頼すると良い理由です。

 

そして、床と合わせて換気扇などメンテナンスが大変な場所までキレイにしてくれるのも、ハウスクリーニング業者を依頼すると良い理由です。床は毎日キレイにしていても、汚れが目立ってきます。

 

引っ越したばかりのときには光っていたフローリングも、時間が経つと汚れやキズが付き光沢が薄れていきます。しかし、ハウスクリーニング業者に清掃を頼めば、入居したときのような光沢が蘇ります。

 

ハウスクリーニング業者は、素人では使用出来ない専門の掃除道具を使用して作業をするので仕上がりもキレイになります。

 

ワックスの剥離

ワックスの剥離では、床の表面に残っている古いワックスを完全に取り除いてくれます。この作業をすることで、新しくワックスを掛けるときに表面が平らになり、ピカピカに仕上がります。

 

ハウスクリーニング業者のメリットとして次に挙げられるのは、家具やイスを移動しながら洗浄してくれる点です。

 

自分でイスを動かそうと思うとなかなか大変ですが、ハウスクリーニング業者にお願いすると作業員がすべて運んでくれますし、ワックスを掛けたら元の位置に戻してくれます。高齢者や女性の方には頼りになるサービスです。

 

汚れに応じたワックスの使用

ハウスクリーニング業者に作業を頼むときに、ワックスの種類を選べることもメリットになります。

 

一例として、子どもが小さい家庭の床には抗菌ワックス、小学校低学年の家でよく遊ぶ子どもがいる家庭では高耐久ワックスを使うなど、要望に合わせてワックスを選べることも有難いです。

 

自分で床のワックスを掛けると、体力が必要になります。ワックスを掛ける前に家具を移動したり、表面の汚れを取り除くだけでもクタクタになります。しかし、ハウスクリーニング業者に頼めば、脇で作業を見ているだけで床がキレイになります。

 

10畳未満の床面積なら二時間もあれば作業が終わるので、時間を節約できることもメリットになります。

 

ハウスクリーニング業者に床の清掃を頼んだ場合の相場

床のハウスクリーニング料金は基本的には約12,000円が目安です。料金の中に含まれているのは、家具を移動する作業、ほかの部屋にワックスが掛からないように養生する作業、床を洗う作業、水拭き作業、乾燥作業、新しいワックスを二回掛ける作業です。

 

なお古いワックスを剥離する作業は、オプションとしている業者がほとんどで、基本料金とは別に約3,000円が追加されます。

 

作業を早く完了してもらいたいときには、特急料としてオプションで料金が追加されます。その場合にも、約3,000円を準備しておくと良いでしょう。

 

なおこの金額は、10畳未満の部屋に関する値段になります。もし10畳以上の部屋の床を掃除するときには、1平方メートルあたり約1,200円の料金が追加でかかります。自分で床を掃除する時間も体力もない人にとっては助かるサービスです。

 

なお、床掃除にかかる金額はハウスクリーニング業者によって異なります。上記の金額はあくまでも大手のハウスクリーニング業者の料金を平均したものなので、個人で営業しているハウスクリーニング業者なら、もう少し安くなる可能性もあります。

 

また、床のハウスクリーニングをするときには、移動する家具の大きさや移動する場所によっては、追加で料金がかかることもあります。またハウスクリーニング業者によっては、出張費や交通費が必要になる場合もあります。

 

数部屋まとめて頼むと割引きしてくれる場合もあるので、インターネットを見て比べながら良い業者を見つけましょう。